部品加工時代を切り拓くニューコンセプト細穴放電加工機 VH10/SH12
今回は三菱電機の細穴放電加工機VH10/SH12をご紹介します。
1.基本スペック
高精度細穴放電加工機 VH10 | 高性能細穴放電加工機 SH12 | |
機械本体寸法(幅×奥×高)mm | 1835×2015×2425 | 1674×2214×2166 |
システム総質量(kg) | 3100 | 1720 |
電極使用可能径(mm) | φ0.03~1.0 | φ0.1~3.0 |
軸移動量(mm) | X:350 Y:250 | X:400 Y:300 |
電極軸移動量(mm) | 350 | 380 |
ガイド上下移動量(mm) | 90 | 300 |
工作物最大寸法(mm) | X:500 Y495 Z:115 | X:500 Y:300 Z:150 |
工作物許容質量(kg) | 100 | 300 |
主軸回転数(min-1) | 5~2000 | 50~1000 |
2.三菱細穴放電加工機ラインナップ
「1.基本スペック」にも記載しましたが、三菱細穴放電加工機は高精度細穴放電加工機VH10と
高性能細穴放電加工機SH12とがあります。
それぞれの特徴の概要は以下の通りです。
VH10
・電極自動送り/中間ガイド仕様
・極微細穴用FH電源仕様
・純水&石定盤仕様
SH12
・デジタル制御FH-B電源搭載
・純水浸漬仕様
・ADVANCE制御装置搭載
3.細穴加工の市場状況
細穴加工においては様々な分野で需要があります。
例えば、噴射ノズルのノズル穴、タービンブレードの冷却穴などがあります。
それぞれ市場規模や加工穴径などによって使用方法など異なりますが、
あらゆる製造業で穴加工のニーズが存在することは間違いありません。
また、細穴”放電加工機”なので、ワークの硬度に関係なく、
通電するものであれば加工が可能な点で、
難削材などの小径穴加工などに用いられる場合があります。
以下の図は細穴加工の市場状況と穴径をまとめた図になります。
4.加工サンプル
□加工名:微細穴加工
□機種:VH10
□工作物:鋼材(SKD11)t0.2mm
□電極材:タングステンロッドφ0.03mm
□加工時間:約30秒/穴
□特徴:無電解回路方式電源により、超硬合金材への微細穴加工が可能。電極消耗が0.05mm/穴。
□加工名:難加工材加工
□機種:SH12
□工作物:ニッケル合金
□電極材:黄銅コアレスパイプφ0.70mm
□加工時間:約20秒/穴(t5.0mm部)
□特徴:難削材の細穴加工が可能。複雑形状における細穴加工が可能で加工変質層を大幅に低減
5.VH10/SH12のカタログ
今回、ご紹介いたしました、「三菱電機 細穴放電加工機 VH10/SH12」のカタログをご請求いただけます!
6.最後に
いかがでしたでしょうか。
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