用語集
Gコード[じーこーど]
NCのGコードとは、機械のNCプログラミングで使われるアドレスの種類であり、NC工作機械の内部設定を処理するためのコードです。日本工業規格(JIS)でも定義されています。Gコードは、主に工作物の位置決めや方向指定など座標系の準備機能、及び主軸移動などの動作指令で使います。そのため、Gコードのことを、「準備機能」と呼ぶケースもあります。Gコードで指令することで、NC工作機械の工具などの軸移動や座標設定(X1など)、回転、対象加工物の加工方法などを細かく設定することが可能です。 一般的に、GコードはアドレスとなるGというアルファベットと、2ケタの数字で構成されています。つまり、G00からG99までで100種類の指令を与えることができるようになっているのです。100種類というと、非常に数が多いような気がしてしまいますが、自分が操作を行うNC工作機械でよく使うコードや必要なコードを覚えておくだけでも役立てることができます。