2020.10.22
導入・改善のポイント

【全三回】|第一回放電加工機の中古・レンタル・リースとは?

こんにちは。放電加工機 お役立ちナビの後藤です。
今回のテーマは「放電加工機の中古・レンタル・リースとは?」です。
3回に分けてご紹介します。

第一回 そもそも中古・レンタル・リースってなに?

第二回 それぞれのメリット、デメリットってなに?

第三回 なんでリースがおすすめなの?

それでは早速第一回から見ていきましょう!!

 

第一回 そもそも中古・レンタル・リースってなに?

みなさん放電加工機の中古・レンタル・リースにどんなイメージをお持ちでしょうか。
「中古は当たりはずれがあるなあ」
「リースは銀行の借入枠の温存ができていいなあ」
と様々なイメージをお持ちの方がいらっしゃると思います。

しかし、中にはそもそも
「放電加工機の中古・レンタル・リースってなに?」と思ってこの記事を
ご覧いただいている方もいらっしゃると思います。
そこでまずは、「そもそも中古・レンタル・リースってなに?」についてまとめてみました。

 

中古とは何か?

中古とは、車などでも使う言葉であり、放電加工機の中古においてもイメージしやすいと思います。
一般的には中古機械を専門に扱う会社が各メーカー、各ストロークサイズなど多岐にわたって在庫をしており、その情報がホームページなどに掲載されています。
その中から自社に合った機械を選定し、購入という流れが主流です。
中にはお付き合いのある会社から譲り受けるなんてこともあるでしょう。
しかし、放電加工機に必要な電極ホルダや基準電極、治具などは付属していない場合もあるので、確認が必要です。

レンタルとは何か?

続いて、レンタルとは。
こちらも言葉としてはみなさまも聞き覚えがあるのではないでしょうか。
レンタルDVDやレンタカー、最近ではブランド品のレンタルなんてものもあるようです。
放電加工機に限らず工作機械のレンタルは、レンタル会社などが在庫している工作機械から使用したい機械を選んで、借りることができます。
機械のみをレンタルするので、放電加工機で必要な電極や、ワイヤ放電加工機で必要なワイヤ電極線、各種治具類は自社で準備する必要があります。
後述するリースとの違いの一つに、サービス対象の違いがあります。
レンタルでは、レンタル会社が所有するものを借り受けるので、レンタル会社が在庫として持つモノのなかから、サービス対象を選ぶことになります。つまり、ユーザーが自由にサービス対象を選べません。
一方で、リースの場合は、ユーザーが自由にサービス対象を選べます。

リースとは何か?

最後にリースとは。
3つの中では一番聞き馴染みのない言葉かもしれません。
ある資料をみると、
「特定の物件の所有者たる貸手が、当該物件の借手に対し、合意された期間(リース期間)にわたりこれを使用収益する権利を与え、借手は、合意された使用料(リース料)を貸手に支払う取引」
難しい言葉が多く、分かりにくいです。

そこで具体例を挙げてみます。

放電加工機X、Xの製造メーカーA社、リース会社B社、放電加工機を使用したいC社
があるとします。
C社は放電加工機を使用する為に、リース契約を結ぶことにしました。
その場合、B社はXをA社から買います。B社は購入したXをC社に対して、ある一定期間リース料をもらいながら貸し出すことになります。
これがリースです。
結果的にC社には放電加工機を自社で使用することができますが、所有者はあくまでもB社です。

以上3つご紹介しました。
では一体各々どんなメリットがあって、どんなデメリットがあるのか第二回でご紹介します。